見抜こう！ダイヤモンドの買い取り価格、本当に適正ですか？

その買い取り価格で本当にいいの？

鑑定人が提示したダイヤモンドの買い取り価格に満足していない人、是非この記事をご覧ください。
あなたの大切なダイヤモンドを買い取り査定に出すときに、鑑定人に任せっきりにするのはおすすめできません。
なぜなら、鑑定人によってダイヤモンド査定の実力は違うからです。
そこで今回は「ダイヤモンドの買い取り価格が本当に適正かどうか？」をあなた自身が見抜くポイントをお伝えします。

ダイヤモンド査定は、鑑定人に任せっきりにしない

宝飾品やジュエリーの販売店に買い取りをお願いする場合、プロの鑑定人があなたの大切な品に価格をつけていきます。
依頼する側にとって「プロの鑑定人」でも、実は鑑定人としての経験が浅く、適正な買い取り価格を提示できない人もゼロではありません。
ダイヤモンドは一般的に難易度の高い鑑定と言われており、経験や知識の深さが鑑定結果に色濃く出やすい傾向があるので注意が必要です。
カラット数が小さくなればなるほどに見極めが難しくなるので、プロの中でもプロの鑑定人でなければ正しく査定できない場合も否めません。
ですから、あなたの大切なダイヤモンドを買い取り査定に出すときに、鑑定人に任せっきりにするのはおすすめできないのです。
なぜなら、鑑定人の実力をあなたが見極めることは、非常に難しいからです。
提示された買い取り価格をそのまま受け入れてしまうのではなく、素人なりの知識をもとに、どうしてその金額になったのかを問う、そのひと手間が大切です。

ダイヤモンドの買い取り価格は適正？見抜く3つのポイント

それでは、ダイヤモンドの買い取り価格が適正なのかを見抜く、3つのポイントをご紹介します。

1. 宝石鑑定士による鑑定は信頼度が高い

「買い取り査定してもらう人は、経験と実績が豊富な人がいい」と、依頼する側なら誰しも思うでしょう。
でも、経験や実績って自分でいかようにも言い換えられてしまうので、信用したくてもしきれないところがありますよね。
そこで鑑定士として、どんな「資格」を持っているのかに焦点を当ててみてください。
宝石関係の資格にも色々ありますので、ダイヤモンドを適正価格で買い取って欲しいのなら、鑑定人の資格に関する知識も知っておいて損はありません。
以下に、信用できる宝石鑑定士の資格をまとめてみました。

・Gem-AーFGA(イギリス)

世界的に認められている資格で、英国宝石学協会が発行している。取得するために、時間と費用がかかるが、とても信頼度の高い資格である。
ちなみに、イギリスに行かなくても、国内取得も可能。
その場合は、英国宝石学協会と国内で唯一提携をしている、日本宝飾クラフト学院で取得をすることになる。

・GIAーGG(アメリカ)

FGA(イギリス)と並んで、世界的に認められている宝石鑑定に関する資格。
米国宝石学協会が主催している。

ちなみに、日本でも宝石鑑定に関する資格を発行している機関がありますが、世界的に認められているとまでは言い切れません。
なぜなら、上記の2つの資格に比べて費用は安いものの、その分カリキュラム内容が少なく、同等の知識を得られるわけではないからです。
つまり、圧倒的に信用度が高いのはGem-AーFGA(イギリス)GIAーGG(アメリカ)を取得している鑑定士と言えるでしょう。

2.ダイヤモンドのグレード「4C」を理解しておく

2つ目のポイントは、ダイヤモンドのグレード「4C」を理解しておくことです。
ダイヤモンドを購入するときに、すでに注目している人も多いですよね。
ダイヤモンドは基本的に鑑定書に記載してある、４つのC(カラット・カラー・カット・クラリティ)をベースに査定されて、それに鑑定人独自の査定がプラスされて決められます。
鑑定人が直接ダイヤモンドを確認しておこなう査定によって、多少の差が出てきますが、大まかな部分に関しては大差が出ることはありません。
つまり、鑑定書に記載してあるダイヤモンドのグレード「4C」を理解しておくことで、自分で相場を算出することができるのです。
これは、買い取り価格が適正なのかどうかを見極めるポイントになりますね。

3. 査定前に自分で査定価格をシュミレーションしてみる

鑑定人から「このダイヤモンドの買い取り価格は、○○円です」と言われる前に、自分で査定価格をシュミレーションしてみましょう。
このひと手間が、ダイヤモンドが適正価格で買い取られているかどうかを見抜くポイントとなります。
宝石販売店や買い取り専門店のホームページの中には、手元にある鑑定書のグレードを入力すると、大体の査定金額が出てくるシュミレーション査定の項目をアップしているところがあります
。ぜひ、このサービスをご自分でお試しください。
実際に足を運んで鑑定人にダイヤモンドの状態を見てもらう前に、鑑定書ベースの買い取り金額が分かっていることは、適正な価格なのかを見抜く際の大きなポイントになります。

買い取りで損をしないために、妥協しない

今回は「ダイヤモンドの買い取り価格は、本当に適正かどうか？」を見抜くポイントについてお話をしました。
一番大切なのは、ダイヤモンド査定を鑑定人に任せっきりにしないことです。
プロの鑑定人でもそれぞれ査定能力が違うので、複数の人に依頼をしたり、どうしてその金額になったのかを質問するのも良いでしょう。
その他、大事なポイントはこちら↓

・宝石鑑定士による鑑定は信頼度が高い
・ダイヤモンドのグレード「4C」を理解しておく
・査定前に自分で査定価格をシュミレーションしてみる

納得がいかない金額で、大切なダイヤモンドを手放す必要はありません。
これらのポイントを踏まえて、納得のいく価格でダイヤモンドを買い取ってもらいましょう。ポイントを実行する、そのひと手間が、高額査定に結びつくはずです。